Last updated on 2019-05-17
ブルックリンにあるBUSHWICK(ブッシュウッィク)は、アーティスト イン レジデンス(Artist-in-Residence)が集約し、いまNYCでアートが熱い場所。そこにスタジオを持つ何人かの日本人アーティストに会って刺激をもらったこともあり、2017 年にNYで開催したMONSTER Exhibitionに参加したアーティスト達と遊びに行ってきました。
NY在住のアーティスト中山 誠弥さんの作品のコンセプトは、
純粋と狂気の間のギャップ。社会の中で学びながら自分の性格を形成する中で矛盾と可能性の両方を生み出すのではと、自分の子供時代に見つけた脆弱な希望から私たちに問いかけいてます。
Masaya Nakayama
MONSTER Exhibitionでは、海外在住の日本人アーティストを紹介するということをここ数年試みていることもあり、「そうだね、いい意味で子供ってまさしく怪獣だね!」という繋がりから、MONSTER Exhibition 2017 in NYと2018年に渋谷ヒカリエで開催したMONSTER Exhibitionにジョインしてもらいました。

いざアーティスト イン レジデンスへ

BUSHWICK(ブッシュウッィク)は倉庫街や大きな工場跡があり、これらをリノベーションした施設しているため、どのアーティスト イン レジデンスも大きな建物という印象。中山 誠弥さんのアーティスト イン レジデンスもかなり巨大な施設でした。上の写真のように、長い長い廊下の左右のドアは、それぞれアーティストのスタジオになっていました。

許可をもらって室内を撮影させてもらいました。天井も高く、壁もあってまるでギャラリーのよう。そしてなによりも広い制作スペース、これなら大きな作品も制作することが可能です。ソファも置いてありました。
NYもしかり海外でアーティストとして活動するには、例えば、コマーシャルギャラリーと契約するような機会があった場合、自宅以外にきちんと制作するスタジオを持っていることが必須条件のようです。自宅の家賃とスタジオの家賃を払う生活を毎月おくるわけですから、相当の覚悟が必要。制作するスペースを確保しているということはもちろんのこと、アーティストとして自立しているかというスタンスも見られるということです。

とはいえ、日本ではそもそもアーティスト イン レジデンスが少ないこともあり、やはりつい「うらやましー」と正直思ってしまう私たち。
だって屋上はこんな感じ!
広々した屋上から見える景色も素敵。遠くに見えるのはマンハッタン、夜景もきっと綺麗なんでしょうね。そしてやはりアメリカ、バーベキューセットも完備。

屋上で出会ったアーティストも気さくに話しかけてきました。こういう感じもまた素敵ですね。
数年前、BUSHWICK(ブッシュウッィク)が盛り上がっていると噂を聞きつけて訪れてみましたが、街の雰囲気がちょっと恐かった覚えが..
当時はDumbo(ダンボ)やWilliamsburg(ウィリアムバーグ)がすでに賑やだったので、そのギャップもあったり。
2016年にもNYで開催したMONSTER Exhibitionに参加したアーティスト達とBUSHWICK(ブッシュウッィク)に遊びに行ったときは、ちょうどオープンスタジオの日だったので、さらにBUSHWICK(ブッシュウッィク)を楽しむことができました。
オープンスタジオとは、普段は施錠されて中に入ることができないスタジオを解放し、誰でも入ることができるイベントです。アーティストもスタジオを綺麗に片付けて作品を飾り、作品を発表もしくは売ることができます。
スタジオを解放しているかどうかは、ドアの前にある風船が目印。通りを歩いているとたくさんの風船が目に入ります。

上の写真は、アーティスト イン レジデンスのように、1つの建物にたくさんのギャラリーが集積しているアートビルディング(The BogArt)。地下鉄「Morgan Avenue」駅の向かいにあります。

このオープンスタジオでは私も素敵な作品と出会いました。「ああ、この絵を買いたい。」と純粋に思えた瞬間。忘れないようにポストカードを持ち帰り今でも机の上に。そう思うと、ポストカードってアーティストの広報に効果があるかも。日本では名刺サイズのカードを配るアーティストが多いけど、持ち帰る人は少ないですものね。とはいえ、購買に至らない人は私のように多いかもしれませんが(汗
この記事で紹介したサイト
- 中山 誠弥(https://www.masayanakayama.com/)
- Bushwick Open Studios(https://artsinbushwick.org/)
- The BogArt(http://56bogartstreet.com/Default.aspx)
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